つゆこと魚住惟森が管理する、BL日めくり選出記録です。
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「鎌本健一、十五歳」
2006年12月29日 (金) | 編集 |
これでもたんねえくれーだ
学生服ごともらってくれっか?



加藤冬紀著「鎌本健一、十五歳」下巻 113ページ 98.03発行


選者:つゆこ
<あらすじ>
レゲエ研究会に入ったカマケン。会員は松永先輩(3年)と武田先輩(2年)の二人だけ。遅れて仲間入りしたカマケンに最初は冷たい武田だったが、それは松永を独占したいという想いからだった。3年生の卒業の日、第2ボタンが欲しいと言った武田に、松永はブチブチとボタンを引きちぎり…。

つゆこ  つゆこの感想

勇気を出した武田に、願い以上の気持ちを返してくれた松永先輩。
ずっと何気なくしてた人が気持ちを明かしてくれる価値と意味…。
松永先輩はシャイなんだけど飄々とした男気のある人で、
そんな人が少し照れてる、恥ずかしくて気まずいような感じでいるって、
読んでてこっちもどぎまぎしてきて…、居づらい!
カマケンのように自分は何も見ないでそっとしておいてあげたくなる。
だからここを読む時はちょっと目をそらし気味。何やってんだ私。

ちなみにこの作品で一番好きな人はやっぱり応援団長。
(名前がないことに今気付いた。あの存在感で名前がない…!)
ノーマルの黒崎の心に深く深く刻まれた人。
ふたりの間に"愛の言葉"というのはないのでここには選べなかったけど、
団長の言葉ひとつひとつににじむ温かさ優しさ、強さが胸を打ちます。
「そんなことを恩義に感じて?」「もう心残りないや」「黒崎、これをきみに」
ふたりが先輩後輩でいられた時間はすごく短いけど、
黒崎にとってはこの先も特別な記憶のまま、団長を忘れないと思う。
そんな黒崎をかわいいと思い、信頼した団長もまた。

松永と武田の二人もそうだけど、高校生活という通過点に出会った、
べたべたと入り込まない、支配し合わない向き合い方を保っていられる、
男同士の空気感をこんなふうに描いてくれる加藤冬紀さん。
寡作な方でもったいないけど、それもまたこんなに心に残るゆえんだから、
読者の勝手さで、こんなに素敵なお話を描いてくださっただけで充分と思うのです。


カマケン、こちらでも紹介されています。
まんがバカ一代さん:14番勝負「鎌本健一、十五歳」加藤冬紀
私もこの方とまったく同じ「お導き」でこの作品と出会いました。
懐かしいこと…。


あ、この台詞は3月初めあたり希望です。
(やっとらしくなってきた…)

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